椎名 林檎 – 人間として 音源
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椎名 林檎 – 人間として 歌詞
[Aメロ1]
正義よ お前はいまなんと清しく透明か
澄み切った顔をして 今日も視線を奪う
だって僕らは絶えず正義を忖度している
臆病者だろう夢想家でもあろう判んない
[プレコーラス]
ねえみんながみんな好きなひとに会って
宇宙の端と端でそっと手を結わえてくれ
[サビ]
ああ信じ合う僕らは制御不能大自然です
ちょっとした瞬間消え去っていくほのお
[Aメロ2]
正義よ お前はいまなんと賢しく能弁か
うるさい黙っておれ そう簡単じゃない
そうね僕らも適宜正義との間合いは置く
付き合う以上もう心中覚悟ゆえ思い煩う
ええみんながみんな悪いひとか善いひと
とは云えん薬と毒とどっちも食らった上
[サビ]
まあ愛し合うか啀み合うかを考えようぜ
ひょっとして尊重し合ってしまえるかも
[アウトロ]
言葉を笑う者は言葉に泣くと正義が囁く
じゃ正義とやらお前を生み出したのは誰
答は僕ら人間としての業
椎名 林檎 – 人間として 意味考察・解説
椎名 林檎の新曲、人間としての歌詞&意味考察・解説。
椎名 林檎の新曲、人間としての歌詞は、現代社会における「正義」の概念を掘り下げており、その複雑さや矛盾を巧みに表現しています。各節では、正義の清潔さや賢さに対する疑問が投げかけられ、一方で私たち人間の行動や選択の不確かさを示しています。
- 正義のイメージと現実のギャップ:最初の節では、正義がどれほど清潔で透明に見えるか、そして人々がどのようにしてその理想に近づこうとしているかが描かれています。しかし、この努力が現実では常に曖昧で、完全なものではないことが暗示されます。
- 人間関係との相互作用:プレコーラスでは、人と人との関係の中で、宇宙的なつながりや結びつきを求める様子が表されています。ここでは、人々がお互いに会い、手を取り合うことで、何か大きな意味や結束を見出そうとしています。
- 自然との調和とその儚さ:コーラスでは、人間の関係が自然界の大きな力に喩えられ、その制御不能な美しさとともに、その瞬間的で儚い性質が強調されています。
- 正義の二面性と人間性の複雑さ:二番目の節では、正義がどれだけ賢く語れるかに対する疑問が再び提起され、人間自身がこの正義とどう向き合うかが問われています。また、人間が経験する善悪の境界があいまいであることが示されています。
- コミュニケーションの価値とその影響:アウトロでは、言葉の力とその影響について触れられ、正義自体がこれを象徴していると述べられています。ここで、私たちが生み出した「正義」という概念が実際にはどれだけ有効か、そしてそれが私たちにどのような影響を与えるかが問われています。
結論として、この歌詞は、正義という理念が持つ美しさと同時にその脆弱性、そして私たち人間がこの理念をどのように解釈し、日常生活にどのように適用していくかの難しさを探っています。その過程で、私たち自身の不完全さと限界、そして可能性を浮き彫りにしていると感じました。
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