Taylor Swift – The Tortured Poets Department 音源
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Taylor Swift – The Tortured Poets Department 歌詞和訳
[Aメロ1]
You left your typewriter at my apartment
あなたはタイプライターを私の部屋に置き去りにした
(Typewriter(タイプライター) 恋人が古風な詩人のようであることを象徴しています。手書きではなく、タイプライターを使うのは、昔からの詩人のスタイルを連想させます。)
(※イギリス・マンチェスター結成のバンド”The 1975”のボーカルのマティ・ヒーリーが2018年の『GQ』誌のビデオインタビューで語ったとおり、彼はタイプライターが本当に好きみたいです。)
Straight from the tortured poets department
まるで苦悩する詩人からの贈り物
I think some things I never say
普段言わないことを考えてしまう
Like, “Who uses typewriters anyway?”
「誰が今どきタイプライター使うんだ?」って
But you’re in self-sabotage mode
でもあなたは自滅の道を選んだみたいね
(Self-sabotage mode(自己破壊モード) 恋人の自傷的な一面を描写しています。自分を傷つけるような行動に走る様子が描かれています。)
Throwing spikes down on the road
道にとげをまいてる
But I’ve seen this episode and still loved the show
この展開、見覚えがあるけど、この流れのドラマが好き
Who else decodes you?
他に誰が君を理解できると思う?
(Decodes – 解読する 複雑または隠された意味を理解または解明する。)
[サビ]
And who’s gonna hold you like me?
そして誰があなたを私のように抱きしめてくれるだろう?
And who’s gonna know you, if not me?
誰があなたを私のように理解してくれるだろう?
I laughed in your face and said
私はあなたの顔に向かって笑いながら、こう言った
“You’re not Dylan Thomas, I’m not Patti Smith
「あなたはディラン・トーマスじゃない、私はパティ・スミスでもない
This ain’t the Chelsea Hotel, we’rе modern idiots”
ここはチェルシーホテルじゃない、私たちはただの現代に生きる愚か者
(Chelsea Hotel(チェルシーホテル) ニューヨークの伝説のホテルで、多くの芸術家が宿泊し作品を生み出した場所です。ボブ・ディランらが代表的です。この歌詞では、自分たちはそうした伝統的な芸術家ではなく、現代の普通の人間だと対比されています。)
And who’s gonna hold you like me?
そして誰があなたを私のように抱きしめてくれるだろう?
[ポストコーラス]
Nobody
誰もいない
No-fucking-body
誰一人として
Nobody
誰もいない
[Aメロ2]
You smoked, then ate seven bars of chocolate
あなたはタバコを吸い、チョコレートを7本食べた
We declared Charlie Puth should be a bigger artist
チャーリー・プースはもっと評価されるべきだって話した
I scratch your head, you fall asleep
私はあなたの頭を撫でると、あなたは眠り込む
Like a tattooed golden retriever
まるでタトゥーを入れたゴールデンレトリバーみたいに
But you awaken with dread
しかしあなたは恐怖に目を覚まし
(dread 恐怖:強い恐れや不安を感じること。)
Pounding nails in your head
頭に釘を打つような痛みを感じている
But I’ve read this one where you come undone
でもこの結末は分かっていた、あなたが壊れていくのを
I chose this cyclone with you
私はあなたと一緒にこの嵐に飛び込んだ
[サビ]
And who’s gonna hold you like me?
そして誰があなたを私のように抱きしめてくれるだろう?
And who’s gonna know you, if not me?
誰があなたを私のように理解してくれるだろう?
I laughed in your face and said
私はあなたの顔に向かって笑いながら、こう言った
“You’re not Dylan Thomas, I’m not Patti Smith
「あなたはディラン・トーマスじゃない、私はパティ・スミスでもない
This ain’t the Chelsea Hotel, we’rе modern idiots”
ここはチェルシーホテルじゃない、私たちはただの現代に生きる愚か者
And who’s gonna hold you like me?
そして誰があなたを私のように抱きしめてくれるだろう?
(Who’s gonna hold you? Who’s gonna hold you?)
そして誰があなたを私のように抱きしめてくれるだろう?
[ポストコーラス]
No-fucking-body
誰一人として
(Who’s gonna hold you? Who’s gonna hold you?)
そして誰があなたを私のように抱きしめてくれるだろう?
Nobody
誰もいない
(Who’s gonna hold you? Gonna know you? Gonna troll you?)
(誰があなたを抱きしめる?誰があなたを理解する?誰があなたをからかう?)
Nobody
誰もいない
[ブリッジ]
Sometimes, I wonder if you’re gonna screw this up with me
時々、あなたが私との関係を台無しにするのではないかって不安になるの
But you told Lucy you’d kill yourself if I ever leave
でもあなたはルーシーに私が去れば自殺するって言った
And I had said that to Jack about you, so I felt seen
私もジャックにあなたのことで同じことを言っていた、だから分かり合えたの
Everyone we know understands why it’s meant to be
私たちの知り合いはみんな、私たちがお似合いなのは当然だと思っている
‘Cause we’re crazy
だって私たち、狂ってるから
So tell me, who else is gonna know me?
だから教えてくれ、誰が私を理解してくれるんだろう?
At dinner, you take my ring off my middle finger
夕食時、あなたは私の中指の指輪を外し
And put it on the one people put wedding rings on
結婚指輪をはめる指にはめた
And that’s the closest I’ve come to my heart exploding
これがこれまでで私の心臓が最も爆発しそうになった瞬間だった
[サビ]
Who’s gonna hold you? (Who?)
誰があなたを抱きしめるだろう?(誰が?)
Me
私よ
Who’s gonna know you? (Who?)
誰があなたを理解するだろう?(誰が?)
Me
私
And you’re not Dylan Thomas, I’m not Patti Smith
そしてあなたはディラン・トーマスじゃない、私はパティ・スミスでもない
This ain’t the Chelsea Hotel, we’re two idiots
ここはチェルシーホテルじゃない、私たちはただの現代に生きる愚か者
Who’s gonna hold you?
誰があなたを抱きしめるだろう?
[ポストコーラス]
Who’s gonna hold you?
Who’s gonna hold you?
Who’s gonna hold you?
Who’s gonna hold you?
Who’s gonna hold you?
Who’s gonna hold you?
Who’s gonna hold you?
誰があなたを抱きしめるだろう?
Gonna know you? Gonna troll you?
誰があなたを理解する?誰があなたをからかう?
[アウトロ]
You left your typewriter at my apartment
あなたはタイプライターを私の部屋に置き去りにした
Straight from the tortured poets department
まるで苦悩する詩人からの贈り物
Who else decodes you?
他に誰が君を理解できると思う?
Taylor Swift – The Tortured Poets Department 意味考察・解説
アメリカ、ペンシルバニア州出身、カントリーポップシンガーのTaylor Swift(テイラー・スウィフト)の新曲、The Tortured Poets Department(ザ・トァーチャード・ポエッツ・デパートメント)の歌詞和訳&意味考察・解説。
New アルバム、『The Tortured Poets Department』収録曲。
他の収録曲の歌詞和訳はこちら「Taylor Swift 11th アルバム『The Tortured Poets Department』 全曲/歌詞和訳」
Taylor Swift(テイラー・スウィフト)の新曲、The Tortured Poets Department(ザ・トァーチャード・ポエッツ・デパートメント)の歌詞は現代の恋愛関係の中に詩的でロマンティックな要素を見出そうとするTaylor Swift(テイラー・スウィフト)の試みを描いている。歌い手は、タイプライターを使う詩人のような恋人の側面に魅了されながらも、その「苦しみに満ちた詩人」的な自己破壊的な一面にも戸惑いを感じている。
恋人との日常の些細なエピソードが歌にちりばめられ、チョコレートを食べ散らかしたり、頭を撫でられて眠り込んだりと、愛おしくも時に困った恋人の姿が浮かび上がる。しかし同時に「自分を壊していく」恋人の脆い部分も描かれ、歌い手はその両面性に惹かれつつ戸惑いを覚える。
歌詞の中で頻繁に言及されるのが「チェルシー・ホテル」とディラン・トーマスやパティ・スミスといった伝統的な詩人やアーティストたちだ。歌い手は「私たちはそうした人々ではなく、ただの現代の馬鹿者同士」と言い切るが、それでも恋人の詩人的な面に惹かれ続けている。
ブリッジでは、周囲の人々にさえ「お互いがお似合い」と思われているこの特殊な関係が描かれる。お互いを理解してくれる人はいないと歌い手は言うが、実はこの2人だけが互いの本当の姿を受け入れられる存在なのかもしれない。
最後の「誰があなたの暗号を解くの?」という問いかけは、この歌の核心を表している。歌い手は恋人の複雑で自己矛盾する部分を解読し続けるのだろう。アーティストはこの曲で、近代的で合理的な視点と詩的でロマンティックな視点を行き来し、現代の恋愛関係における「解読できない要素」を提示しているのではないかと感じました。
コメント
ありがとうね!
最近はこんな路線になったんだね