MGMT – Nothing To Declare 音源
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MGMT – Nothing To Declare 歌詞和訳
[Aメロ]
Nothing to declare
何も言うことがない
(Declare – 宣言する、明言する。ここでは、感情や考えをはっきりと表現することの難しさを意味しています。)
Not in the bags under my eyes
目の下のクマにも、何も隠していない
I can see you standing there
君がそこに立っているのが見えるけど
But still, there’s nothing to reply
それでも、返す言葉はない
The world’s my Fine de Claire
世界は僕の上質なオイスター
(※人生や世界を高級で洗練された牡蠣「ファイン・ド・クレール」に例えています。この比喩は、人生の豊かさや多様性、そしてそれが持つ繊細で味わい深い美しさを表しています。)
My Spanish castle in the sky
空に浮かぶスペインの城が
I can see it floating there
浮かんでいるのが見える
But still, there’s nothing to define
それでも、定義づけるものは何もない
(※夢や理想が目には見えるけれども、実現が難しく、形を定めることができない曖昧さを表現しています。)
[サビ]
If I’m worlds away
もしも僕が遠く離れていたら
I’m holding mountains in my hands
山々を手の中に抱えて
Starlight ain’t never gonna let me down
星明りは決して僕を失望させない
Until I stumble like a drunkard back to town
町に戻るまで、酔っ払いのようにつまずくまで
Then I end up where you are
そして結局、君のいる場所に辿り着く
Keeping the sanctuary warm
聖域を暖かく保ちながら
(Sanctuary – 聖域。安全で安心感のある場所を意味しています。)
Don’t ask me who I am
僕が誰かは聞かないで
Don’t ask me where I was
僕がどこにいたかも聞かないで
[Aメロ2]
Nothing to declare
何も言うことがない
Not in the valise of my mind
心のスーツケースにも、何もない
(Valise – スーツケース。心の中の思いや記憶を象徴しています。)
All the documents are there
必要な書類は全てそこにある
But still, there’s something to decide
それでも、決めるべきことがある
The world’s my Fine de Claire
世界は僕の上質なオイスター
(※人生や世界を高級で洗練された牡蠣「ファイン・ド・クレール」に例えています。この比喩は、人生の豊かさや多様性、そしてそれが持つ繊細で味わい深い美しさを表しています。)
The waters beckon me to dive
水面が、潜るように僕を誘う
I can tell the pearl’s in there
真珠がそこにあるのがわかる
And still, there’s nothing I can find
それでも、見つけるものは何もない
[サビ]
If you let me go
もし君が僕を離したら
I’ll fall as far as I can fall
僕は落ちることができる限り落ちるだろう
Starlight ain’t never gonna bring me home
星明りは決して僕を家に連れては帰らない
Until I wake up like a baby in the womb
胎内の赤ちゃんのように目覚めるまで
Then I’ll wonder who you are
そして、君が誰なのか考える
Keeping the conversation light
会話を軽く保ちながら
Don’t ask me how I know
Don’t ask me how I know
Don’t ask me how I know
Don’t ask me how I know
Don’t ask me how I know
Don’t ask me how I know
Don’t ask me how I know
どうしてわかるのかは聞かないで
MGMT – Nothing To Declare 意味考察・解説
NYブルックリンを拠点とする元アート学生のアンドリュー・ヴァンウィンガーデンとベン・ゴールドワッサーを中心とするポップ・デュオのMGMTの新曲、Nothing To Declare(ナッシング・トゥ・ディクレア)の歌詞和訳&意味考察・解説。
MGMTの新曲、Nothing To Declare(ナッシング・トゥ・ディクレア)の歌詞は、自己発見と自己受容の旅について描いています。第1節と第2節では、「Nothing to declare(何も宣言することはない)」と繰り返し述べられており、これは内面の感情や考えを外界に表現することへの躊躇や無力感を象徴しています。
また、「the bags under my eyes(目の下のクマ)」や「the valise of my mind(心のスーツケース)」といった比喩は、深い疲労感や精神的負荷を暗示しています。これらのフレーズは、内面の葛藤や隠された感情の重さを表しているのです。
コーラス部分では、「If I’m worlds away」や「If you let me go」というフレーズが、自由や解放への渇望を示しています。一方で、「Starlight ain’t never gonna let me down(星明かりは決して私を失望させない)」や「Until I stumble like a drunkard back to town(町へ戻るまで酔っ払いのようにつまずくまで)」といった表現は、現実と理想の間のジレンマを描写しています。
この歌詞は、人間の内面の深淵を探求し、自分自身との対話を試みる過程を描いています。自己探求の旅は困難であり、時には自分自身や他人からの質問(「Don’t ask me who I am」「Don’t ask me where I was」など)に答えられないこともあります。しかし、この歌詞は、そうした不確かな状況の中でも自己を見つめ直し、理解を深めようとする試みを表現しています。
全体的に、この歌詞は自己発見の旅とその複雑さ、そしてそれに伴う感情の起伏を描いています。内面の深い探求と自己受容のプロセスを通じて、自己理解を深めることの重要性を示唆しています。
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