BE:FIRST「Missing」音源
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BE:FIRST「Missing」解説|“消えないで”に込められた、忘れられない恋
2026年7月1日、BE:FIRSTが10枚目のシングル『Missing』をリリースする。
本作は「BE:FIRST 5th Anniversary Project」第2弾シングルであり、タイトル曲「Missing」は世界的DJ/プロデューサーのJonas Blueが作曲・共作・プロデュースを担当。2022年の「Don’t Wake Me Up」以来、約4年ぶりとなる再タッグが実現した。
そして6月29日の先行配信で楽曲が公開されると、多くのファンが驚いた。
予想されていたダンスポップでありながら、その中心にあったのはBE:FIRST史上でも屈指の切ないラブストーリーだった。
「Missing」はどんな楽曲なのか
公式では「Dance Popナンバー」と紹介されている。
しかし実際に聴くと、その印象は少し違う。
楽曲はアコースティックギターだけで静かに始まる。
そこへメンバーの繊細な歌声が重なり、サビへ向かうにつれてJonas Blueらしい開放感のあるダンストラックへと広がっていく。
切なさと高揚感。
静けさと躍動感。
そのコントラストが非常に美しい。
海外ポップスらしい洗練されたサウンドと、日本人が共感しやすいメロディラインが自然に融合した一曲になっている。
なぜ再びJonas Blueだったのか
Jonas BlueとBE:FIRSTといえば「Don’t Wake Me Up」が思い浮かぶ。
あの曲は世界へ羽ばたくBE:FIRSTを象徴するような、爽やかで希望に満ちた作品だった。
一方、「Missing」はまったく違う。
同じダンスポップでもテーマは”喪失”だ。
世界基準のサウンドに乗せながら、
忘れられない恋人。
消せない思い出。
届かない想い。
そんな感情を丁寧に描いている。
Jonas Blueだからこそ、この切なさをここまで美しくポップミュージックへ昇華できたのかもしれない。
「Missing」が意味するもの
タイトルの”Missing”には、
「恋しい」
「いなくて寂しい」
「欠けている」
という複数の意味がある。
この曲では、そのどれもが当てはまる。
主人公は恋人を失っている。
しかし、本当に失ったのは相手だけではない。
未来も。
約束も。
二人で描いていた時間も。
だから「Missing」は、
“誰かがいない”
という意味だけではなく、
“人生の一部が欠けてしまった状態”
そのものを表しているように感じられる。
「愛されたくて、愛していたくて」が描く愛の本質
この曲で最も印象的なのは、
主人公が相手を責めないことだ。
失恋ソングには、
裏切られた。
傷つけられた。
そんな感情が描かれることが多い。
しかし「Missing」は違う。
描かれるのは、
ただ愛したかった。
ただ愛されたかった。
という、とてもシンプルな願いだ。
だから悲しい。
怒りではなく、
喪失感だけが残る。
それがこの曲をよりリアルなものにしている。
思い出は消えてくれない
歌詞全体を通して描かれるのは、
忘れようとしても忘れられない恋だ。
景色を見ても。
音楽を聴いても。
思い出す。
何気ない日常が、
全部その人へ繋がってしまう。
恋が終わるというのは、
相手がいなくなることではない。
思い出だけが残ることなのだ。
「Missing」はその苦しさを非常に繊細に描いている。
「ねぇ消えないで」が意味するもの
サビの最後に繰り返される
「ねぇ消えないで」
この言葉は、
相手へ向けた言葉にも聞こえる。
しかし本当は違うのかもしれない。
消えてほしくないのは、
恋人ではなく、
二人で過ごした時間。
思い出。
幸せだった自分。
だからこのフレーズは、
失恋ソングというより、
過去への祈りとして響く。
ここがこの曲最大の泣きどころだ。
BE:FIRSTのボーカルだから成立した楽曲
この曲は歌唱力が非常に重要だった。
BE:FIRSTはデビュー以来、
R&B
HIP HOP
ダンスミュージック
など様々なジャンルを歌ってきた。
しかし「Missing」は、
感情を伝えることが何より重要になる。
ハイトーン。
ファルセット。
囁くような歌唱。
メンバーそれぞれの個性が、
一人の主人公の感情として自然に繋がっていく。
BE:FIRSTだからこそ成立したラブソングと言えるだろう。
5周年だからこそ、この曲だった
今年のBE:FIRSTは5周年イヤーを迎えている。
デビュー当初は、
夢。
挑戦。
未来。
そんな前向きな楽曲が多かった。
しかし5年という時間を経て、
彼ら自身も様々な経験を積んできた。
だから「Missing」は、
少し大人になったBE:FIRSTだから歌えた作品でもある。
愛すること。
失うこと。
それでも前へ進むこと。
そんな人生そのものを歌っている。
総括
「Missing」は失恋ソングだ。
しかし、
涙だけの歌ではない。
誰かを本気で愛したからこそ、
忘れられない。
忘れられないからこそ、
前へ進めない。
そんな誰もが一度は経験する感情を、
Jonas Blueによる世界基準のダンスポップへ乗せて描いた一曲である。
BE:FIRSTは5周年という節目に、
派手なアンセムではなく、
静かで美しいラブソングを選んだ。
それはグループが次のステージへ進んだ証なのかもしれない。
「Missing」は、恋人を失った人だけの歌ではない。
人生の中で何か大切なものを失ったすべての人へ寄り添う、BE:FIRSTの新たな代表曲になるだろう。
BE:FIRST:歌詞和訳・解説アーカイブ
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