SOULSOUP 歌詞 – Official髭男dism（意味＆解説）

SOULSOUP – Official髭男dism 動画・音源

SOULSOUP – Official髭男dism 意味考察・解説

島根県出身の4人組バンド、Official髭男dism（髭男、ひげだん、ヒゲダン）の新曲、SOULSOUP（ソウルスープ）歌詞＆意味考察。
『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』 主題歌。
“SOULSOUP”の楽曲制作にあたりOfficial髭男dismは、「ヒゲダン史上、抜群の熱量を込めました。スクリーンを所狭しと駆け回る大好きなファミリーの事をイメージしながら、自分の事も奮い立たせてくれるような楽曲を作りました」とコメントしている。

歌詞の内容は、人生の挑戦と苦難を比喩的に「絶望のスープ」として表現しています。歌詞全体を通して、人生の困難に直面し、それらを乗り越える過程が描かれています。始まりは、避けられない苦しみと挑戦（「絶望味のスープ」）に直面することから始まります。作者（藤原聡）は、自分の怠惰や弱さを認め、それらが現在の困難な状況を作り出していることを示唆しています。
　次に、理想と現実の間の葛藤が描かれます。「無謀な理想」と現代社会の苦味が対比され、それにもかかわらず作者は自分の道を見つけ、自己改革を望んでいます。
この部分は、自分自身との和解と再発見の過程を象徴しています。
　その後、歌詞は自己受容と困難への立ち向かいを強調します。痛みや疲労、失敗を受け入れつつ、それらを乗り越える決意が示されています。「流し込む度 増してく渇き」は、挑戦に直面する度に強くなる意志を象徴しています。
　最終的には、人生の意味と価値を見出すための探求が描かれています。苦難を乗り越え、人生の意味を見つけることへの熱望が表現されており、未来への乾杯として終わります。
　全体的に、この歌詞は人生の困難を乗り越え、自己を見つめ直し、成長する過程を力強く描いています。

SOULSOUP – Official髭男dism 歌詞

声すら失うような 絶望味ぜつぼうあじのスープを

一生に小なくとも一杯 飲まなくちゃならないみたいだ

怠惰たいだや弱音よわねを混ぜた 自家製じかせいの大ピンチが
(怠惰（たいだ）は、行動や仕事に対する意欲の欠如、または怠けることを表す日本語の単語です。一般的には、物事に対する無関心や努力を避ける傾向を指します。)

今僕の目の前で湯気ゆげを立ててる 危険な色が渦巻うずまく

息を吸った時に感じた 外野がいやの香こおばしさと

銀色ぎんいろの匙さじに映り込んだ 歪いびつにこちらを睨にらむ顔

「あんたじゃ役不足やくぶそくだ」と主張しているみたいだ

余計よけいな五感ごかんは塞ふさいだ

無謀むぼうな理想りそうが五臓六腑ごぞうろっぷに突き刺さる
(五臓六腑 [ごぞうろっぷ] – これは日本語の成句で、「五臓」とは心臓、肝臓、脾臓、肺、腎臓の五つの主要な内臓を、「六腑」とは胃、大腸、小腸、膀胱、胆のう、三焦（中医学における消化器官の一部）の六つの器官を指します。この表現は、通常、人の全身または心身を指すのに使われます。歌詞では、理想が身体の内部、つまり心と体に深く影響を与える様子を表しています。)

ビターなこの現代と引き立て合ってクセになる

「変わった嗜好しこうだ」って言われなくたって知ってる

でもご馳走様ちそうさまと共に僕は　僕で在あり直したいんだ

独ひとりきりで生きてた時より大盛りになったな

ギブアップなんて言える空気でもないよな

でも独ひとりきりで生きて良いよと言われたとしたってももう

選ぶわけないほど　あなたとの日々を欠かしたくないの

ご馳走様ちそうさまと共に僕は　もう一度宿したいんだ

ため息に吹かれ冷めた心　沸かすような熱を

震ふるえる指ゆび　汗ばむ襟えり　痛みと疲れと失敗を

憂うれいてきて　拒こばんできて　もう諦あきらめるのにも飽あきたろう

流し込む度　増してく渇き　泡立あわだつ不気味ぶきみな祝杯しゅくはいを

咽むせながら頂く　それでこそ人生だろう

続く暮らし　ふとした時　煮詰につまる悩みや悲しみを

そこら中ぶちまけてしまいたくなるような時にこそ

止めるな匙さじ　続け渇き　全ての未来に乾杯かんぱいを

Give Me　運命のカケラ　この世の奥に隠れた

そいつを掬すくい出すまで　そして

一滴残いってきのこさず飲み干すまで YEAH！！

Official髭男dismの違う曲の歌詞

《歌詞和訳》Gravity ft. 藤原 聡, ONE OK ROCK（ワンオクロック）

SOULSOUP – Official髭男dism サムネ画像